ブラックジャックのルールを徹底解説

基本的な遊び方から、用語集、サイドベットまでブラックジャックを詳細に解説します。この記事を読むだけでブラックジャックの基本的なルールがすぐに分かります。世界中のカジノで遊ばれているこの定番ゲームの遊び方を理解し、オンランカジノのテーブルで腕試ししてみませんか。

ブラックジャックとは

ブラックジャックは、トランプを使用するゲームの一つで、ポーカーやバカラと並ぶ人気があります。カードの合計点が21点を超えないように、プレイヤーがディーラーよりも高い点数を獲得することを目指します。ディーラーとの駆け引きを楽しむことができ、自分なりの戦略も立てられるので、非常に奥深いゲームなのです。今回は、そんな大人気ギャンブルのブラックジャックのルールを徹底解説します。

ブラックジャックの基本ルール

ブラックジャックのやり方をご紹介します。シンプルで簡単なので皆さんもすぐに覚えられるはずです。ブラックジャックはカジノディーラーとプレイヤーの対戦型ゲームです。プレイヤーは、カジノディーラーよりも「カードの合計が21点」に近ければ勝ちとなり配当を得られます。基本的には、ジョーカーを除いたトランプを使用し、2~10はそのままの数字になります。またブラックジャックでは絵札 を10点と数え、A（エース）は1点もしくは11点のどちらでも数えることができます。そして、最初に配られた2枚のカードがA と10点札で21点が出来上がっていた場合を「ブラックジャック」と呼び、その時点で勝ちになります。トランプを用いたブラックジャックのルールは非常に簡単なので、皆さんもすぐに満喫できるようになるはずです。

ブラックジャックのカードの数え方

次にブラックジャックにおけるトランプの数え方のルールを分かりやすく解説します。

絵札は全て10点

絵札（J,Q,K）はどれも10として数えます。その他のカードはその数字の通りに数えます。これらのことから、10と数えるものは13種類中4種類あることとなり、非常に10の出現率が高いことがわかります。

A（エース）は1 or 11

Aは1または11と数えることができ、状況に応じて自分の都合の良い方で数えることができます。したがってAは、ブラックジャックで勝利する上でとても強い武器となり、大変貴重なのです。

例題から数え方を学ぼう

（例）Aと3と4の3枚を持っていた場合の合計は？

（答）1+3+4の8点、もしくは11+3+4の18点

（例）Qと2と3の3枚を持っていた場合の合計は？

（答）10+2+3の15点

これで皆さんもブラックジャックのルールにおけるトランプの数え方を理解することができたと思います。

ディーラーのルールとは

ブラックジャックのルールの中でも、ディーラーのルールを解説いたします。プレイヤーはディーラーと対戦し、ディーラーは特定の固定されたルールに基づいて行動します。プレイヤーとは異なり、ディーラーは戦略的な動きができないのです。

ディーラーの基本的なルールは「ディーラーは16以下で必ずヒット(一枚引く)し、17以上で必ずスタンド(そのまま)する」というものです。噛み砕いて解説すると、ディーラーの手札の合計が16以下の場合は追加のカードを引き続け、17以上になればカードを引くのをやめ、その値でプレイヤーと対戦するのです。

ただしこのルールには一つ例外があります。それはディーラーの手札が「ソフト17」（手札の合計が17かつ、エースが含まれている状態）の時追加のカードを引く場合があります。このルールはカジノによっても異なり、一部のカジノでは適用されない場合もあるので注意が必要です。

ディーラーのルールを知ることは、プレイヤーが戦略を立てる際に非常に大切です。運だけでなくスキルや知識も価値につながるので、ぜひしっかりと理解しましょう。

ブラックジャックの流れ

ブラックジャックの流れを分かりやすく解説します。ブラックジャックのコツを掴んで皆さんも楽しみましょう。以下にゲームの流れを記載します。前提としてゲームは基本的にディーラーが全て行います。

1. プレイヤーはテーブルに着席し、自分の前のべッティングエリアの円にチップを賭ければ、ゲームがスタートします。（ラスベガスやマカオのようなランドカジノでは、最初に現金をチップに両替をします。）

2. ディーラーは左手に着席しているプレイヤーから時計回りで順々にカードを一枚ずつ表向きにして配ります。

3. 続いてディーラーは自分自身のカードを引きます。

4. 2枚目のカードを同じように左側のプレイヤーから順に1枚ずつ表向きで配ります。

5. ディーラーは自分自身の2枚目のカードを引きます。またカードは裏向きでプレイヤーに見えないように引きます。

6. 各人に2枚ずつカードが配られたので、これにてゲームの準備が完了。

ゲームの準備が完了すると、プレイヤーは、ここからカードを追加で引くか、追加しないか、もしくは他のオプションを選ぶかの判断に迫られることになります。一方でディーラーは先ほど述べた通り、特定の固定されたルールにより、行動することになります。次に、プレイヤーはどのようなアクションを取ることができるのかについて解説します。

ブラックジャックのアクションガイド

ブラックジャックでは、プレイヤーは配られたカードに対して、カードの追加や、そのまま、降参など様々な選択することができ、ゲームが進んでいきます。またプレイヤーは自身が選択したアクションをディーラーに対して明確に伝える必要があり、そのために発生とともにハンドサインを用いて明確に意思表示を行うのです。今回はそれぞれのアクションの意味と意思表示の方法を解説します。

アクション一覧

• ヒット（Hit）
• スタンド（Stand）
• スプリット（Split）
• ダブルダウン（Double Down）
• インシュランス（Insurance）
• サレンダー（Surrender）

ヒットとは

ヒットは、ブラックジャックの基本中の基本のアクション。プレイヤーに配られたカードにもう一枚追加することを「ヒット」といいます。ブラックジャックのルールにおいてトランプを、ハンド（手持ちのカードの合計）が21を超えない限り好きなだけヒットを行うことができます。

ヒットのハンドサイン

ヒットを選択する場合は、人差し指と中指でテーブルを2回叩きます、（人差し指1本でもOK）。手札に一枚追加されます。

スタンドとは

スタンドはヒットと同じく基本中の基本アクションで、ヒットとは反対で、これ以上ハンドのカードを増やさず、確定させるというアクションです。プレイヤーはスタンドした時点のハンドでディーラーと勝負することになります。

スタンドのハンドサイン

手の平を下に向けた状態で、1度または2度横に手を振ります。

スプリットとは

最初に配られた2枚のカードが同じ数字だった場合は、配られた2枚のカードを2つに分けて、別々のハンドとしてプレイをすることができます。ただし一点注意することがあり、最初に賭けた金額と同額の賭け金が必要になります。スプリットを宣言すると、自動的に1枚づつヒットとなりますが、1枚のみのヒットしかできないこともあります。

スプリットのハンドサイン

人差し指と中指をテーブルに置き、人差し指を左に中指を右に動かしながら広げます。また、配られたカードが2枚同じだった場合にはディーラーに「スプリット？」と尋ねられるので、その時にハンドサインを行いつつ、賭け金と同額のチップを置きましょう。そしてディーラーがカードを2つに分けた時点でスプリット完了となります。

ダブルダウンとは

最初に配られた2枚のカードに、賭けた金額と同額を追加して1枚だけカードを追加するオプションになります。例えば、最初のカードの合計値が11となった際には、10のカードがくると予想して賭けてダブルダウンをすることが出来ます。

ダブルダウンのハンドサイン

ダブルダウンのハンドサインは存在しません。ダブルダウンを宣言したい場合には、ベットエリアに最初に賭けた金額と同額のチップを置くことで選択できます。

インシュランスとは

インシュランスとは、ディーラーがブラックジャックかどうかについて保険を賭ける選択肢です。最初の賭け金の半額を賭け、ディーラーがブラックジャックの場合、的中となりインシュランスで賭けた額（最初の賭け金の半額）の3倍が得られ、最初の賭け金は没収されます。つまりトータルで損益は0となるのです。

例：

最初のベット額 $10

インシュランス額  $5

獲得金額 $15

トータルで$15賭けて、獲得金額が$15となるので損益はトントンになります。

インシュランスのハンドサイン

インシュランスのハンドサインは存在しません。インシュランスを行いたい場合は、メインの賭け金の半額を所定のエリアにチップを置きます。

サレンダー

サレンダーは日本語で降伏や降参を意味します。ブラックジャックでは、賭けた金額の半額を支払うことでゲームを降りる（サレンダー）ことができます。ディーラーがプレイヤー全員に2枚ずつ配り、ディーラーのアップカードとホールカードが出揃った時点でサレンダーを選択します。明らかにプレイヤーが不利な場合に、サレンダーを選択するのがよいでしょう。

サレンダーのハンドサイン

プレイヤーとディーラー全てにカードが配った時点で選択することができ、人差し指をテーブルに置いて左から右に動かすと、サレンダーとなり賭け金の半分が没収されます。

ブラックジャックスイッチとは

ブラックジャックスイッチとは、ライブカジノの大手プレイテック社が開発したブラックジャックのゲームでブラックジャックエクスチェンジとも言われています。基本ルールは通常のブラックジャックと変わりませんが、カードが配られる時と、その直後の選択肢に大きな違いがあります。特徴として、まず2つのハンドにベットし、2つのハンドに計4枚のカードが配られます。その後、それぞれのハンドで配られた2枚目のカードをハンド同士で交換することができるのです。これにより、選べる選択肢が増え、勝利の可能性を増やすことができます。

ブラックジャックの配当

ブラックジャックは高い配当を得られるカジノゲームとしてもギャンブラーから絶大な人気を誇っています。以下でブラックジャックの配当を解説します。

一回の勝負で10ドルを賭けた場合の例：

結果	配当	払い戻し金額
ブラックジャック	2.5倍	25ドル
勝ち	2倍	20ドル
引き分け	1倍	10ドル
負け	0倍	0ドル

ブラックジャックで勝った場合

ブラックジャックで勝った場合には、2.5倍の配当が得られます。

勝った場合

合計点数がディーラーよりも21に近い、またはディーラーがバーストした場合は2倍の配当が得られます。

引き分けの場合

ディーラーとプレイヤーが同点だった場合は、賭け金がそのまま払い戻されます。

負けた場合

ディーラーよりも、21に遠い、またはバーストした場合には、負けとなり賭け金が没収されます。

ブラックジャックのサイドベットとは？

ブラックジャックの賭け方は先ほど紹介した方法以外にもサイドベットと言われる方法が存在します。サイドベットとは、ブラックジャックのラウンドで行うボーナスベットであり、プレイヤーの勝ちまたはディーラーの勝ち以外の結果に賭けることができる方法です。ラウンドの始めに、カードが配られる前に通常のベットと一緒に賭けることができます。ブラックジャックで利用できるサイドベットには、何十もの種類があり、特に人気なサイドベットを3種類ご紹介いたします。まだまだ沢山の種類があるので、そのほかのサイドベットはこちらで確認してください。

パーフェクトペア

パーフェクトペアのサイドベットとは、最初の2枚の手札がミックスペア・カラーペア・パーフェクトペアのいずれかであることに賭けるものです。

・ミックスペア

説明	配当	例
2枚のカードが、同じ数字で色が違う（黒と赤）ペアになっている場合	通常5:1	ダイヤの7とスペードの7

・カラーペア

説明	配当	例
2枚のカードが、同じ数字かつ同じ色でスーツが異なったペアになっている場合	通常10:1	ハートのキングとダイヤのキング

・パーフェクトペア

説明	配当	例
2枚のカードが同じスーツで同じ数字のペアになっている場合	通常30:1	クローバーの3が2枚

21+3とは

21+3のサイドベットとは、プレイヤーの最初の2枚のカードと、ディーラーの表向きのカードを対象に賭けます。この3枚のカードが、ポーカーと同じような組み合わせになるかどうかを賭けます。

・フラッシュ

説明	配当	例
3枚のカードが同じスーツである場合	通常5:1	3枚全てダイヤ

・ストレート

説明	配当	例
3枚のカードがスーツ関係なく連番の場合	通常10:1	ダイヤの2、クラブの3、ハートの4

・スリーカード

説明	配当	例
3枚のカードがスーツ関係なく同じ数字の場合	通常30:1	ダイヤの6、ハートの6、クローバーの6

・ストレートフラッシュ

説明	配当	例
3枚のカードが同じスーツで連番の場合	通常40:1	クローバーの7、8、9

・スーテッドトリップス

説明	配当	例
3枚のカードが同じスーツで同じ数字の場合	通常100:1	ダイヤの7が3枚

ホット3とは

ホット3とは、最初の2枚とディーラーのアップカード3枚の合計と組み合わせに賭ける方法です。

説明	配当	例
3枚の合計が19～21点の場合	1:1〜4:1	ハートの5、ダイヤの6、クローバーの8
スーツが同じ合計21点の場合	20:1	ダイヤの5、6、Q
スリーセブンの場合	100:1	ダイヤの7が3枚

知っておくと役立つブラックジャックの用語

ブラックジャックの用語を表にまとめました。ブラックジャックのゲームルールを理解する上でも必要になってくるので、しっかりと覚えておきましょう。

用語	概要
アップカード	表向き（数字が印刷されている方が上）に配られたカード全般を指す言葉で、ブラックジャックの場合には、ディーラーが1枚だけ、見せているカードを意味する。
デッキ	ジョーカーを除いた52枚のトランプを1デッキと呼ぶ。ブラックジャックにおいて、使用するデッキの数は1デッキ～8デッキまで色々あるが、6デッキを用いているところが多い。
ハンド	直訳通り「手」のことで、手持ちのカードのことを意味する。
ベット	チップを賭けること。
ディール	ディールとは、ディーラーがカードを配り初めて、ゲームをスタートするための合図。
イーブンマネー	自分がブラックジャックで、ディーラーのアップカードがAだった場合に提案されるオプション。
ブラックジャック	ブラックジャックとはAと10点が最初の2枚で配られ、合計21点になった場合。
バースト	合計点数が21点を超えてしまった場合。プレイヤーがバーストすれば直ぐに負けが確定します。ディーラーがバーストした場合には、プレイヤーの勝ちとなります。
プッシュ	引き分けのことを意味します。プレイヤーとディーラーが同じ点数だった場合には引き分けとなり、賭け金は戻されます。

まとめ

今回はブラックジャックの基本的なルールについて徹底解説しました。読む前よりは少しブラックジャックのことが分かってきましたでしょうか？ブラックジャックのルールは簡単かつ奥深いゲームです。皆さんが、この記事の情報を参考にブラックジャックを楽しんでくれたら嬉しいです！