それぞれの賭け方の配当や的中率、メリットデメリットまで徹底的に分かりやすく解説します。その他にもルーレットのゲームの流れや基本的な用語集も詳しく解説しますので、この記事を読むだけですぐにルーレットを理解し、ルーレット初心者さんもすぐにルーレットで遊べるようになるはずです。
ルーレットの基本ルール
ルーレットはカジノゲームの中でも特に人気があります。ギャンブルにあまり興味がない人でも、映画やドラマでド派手なラスベガスのカジノで一発逆転を賭けた緊張感のある勝負を見たことがあるはずです。ルーレットのルールは、いたって簡単で大当たりのチャンスも存分にあります。ある程度運に依存するゲームですが、カジノのルーレットのルールをしっかり理解しておくことで、より一層楽しめるようになるので、しっかり覚えておきましょう。
ルーレットの賭け方
ルーレットの賭け方は、大きく分けて「インサイドベット」と「アウトサイドベット」の2つがあります。その中でもインサイドベットは7種類、アウトサイドベットは5種類あります。ルーレットはカジノゲームの中でも特に賭けられ場所が多く、少し覚えるのが大変かもしれませんが、少しずつ覚えていきましょう。
インサイドベットと配当を徹底解説
ルーレットのテーブルには0もしくは00から36までの数字があり、これらの数字を予想して賭けるのがインサイドベットです。数字に賭けるため非常に配当が高く、当たれば高額な賞金を手にすることができますが、その分当たる確率は非常に低いです。つまり、ハイリスク・ハイリターンなのです。インサイドベットには、7種類の賭け方が存在します。
- Straight-Up(ストレートアップ)
- Split Bet(スプリット)
- Street Bet(ストリート)
- Corner Bet(コーナー)
- Four Numbers Bet(フォーナンバーズ)
- Five Numbers Bet(ファイブナンバーズ)
- Double Street Bet(ダブルストリート)
次にそれぞれの概要や配当、メリット・デメリットについて詳細に徹底解説します。
ストレートアップとは
ストレートアップは別名シングルナンバーベットとも呼ばれ、その名の通り0~36の中から一つの数字を選び、賭ける方法です。当たる確率は1/37(約2.7%)で、かなり勝率が低くなっています。しかしその分、配当は36倍ととても高く、当たれば一発逆転が可能です。
メリット
- 高配当が期待できる
- 必勝法と言われるフラワーベット法を利用することで確率が倍増
デメリット
- 当たる確率がとても低く、ハイリスクハイリターン
- 勝率が低いので、資金を管理が必須
スプリットとは
スプリットとは、テーブル上の隣同士の2つの数字にベットする方法です。数字と数字の間にチップを置くことで、賭けることができ配当は18倍。「11」と「14」の間に、チップを置いた場合11or14のポケットにボールが落ちれば勝ちとなります。2点にベットしているので、ストレートアップより勝率が上がり、2/37(5.4%)となります。
メリット
- 当てれば高配当
- ストレートアップの的中率から倍増
- ヨーロピアンルーレットに適している
デメリット
- 勝率が低いため、複数の賭け方と併用する必要がある
- アメリカンルーレットの場合、「0と2」、「00と2」の2箇所に賭けている場合、次に紹介するストリートと間違われることがある
ストリートとは
ストリートは、テーブル上の縦一列3つの数字にベットする賭け方。例の場合、縦一列の一番下の数字の場所にチップを置きます。例の場合16の下部分にチップを置くと、「16」、「17」、「18」にボールが落ちると当たりになります。ルーレットの倍率は3/37(約8.1%)で、配当は12倍となり、それほどバランスは悪くありません。
メリット
- リスクとリターンのバランスはそこそこ
- 当たれば高配当が期待できる
デメリット
- 様々な賭け方と併用することで、さらにバランスが良くなる
- アメリカンルーレットの場合、「0」や「00」を含む場合の全てのパターンにベットができない
コーナーとは
コーナーとは、テーブル上の4つの数字に賭ける方法で、4つの数字の真ん中にチップを置きます。画像の場合、「11」、「12」、「14」、「15」にボールが落ちると配当を得られます。的中率が4/37(約10.8%)、配当も9倍とバランスが良いのが特徴です。
メリット
- リスク&リターンのバランスが良く初心者からベテランまで賭けやすい
- ルーレットの攻略法であるマンシュリアン法で採用
デメリット
- 的中率は約10.8%と凄く高いわけではないところに注意が必要
フォーナンバーとは
フォーナンバーとは、ヨーロピアンルーレットのみで使える賭け方。0と1の下部にチップを配置し、「0,1,2,3」の4点賭けをします。的中率と配当はコーナーと同様で、倍率4/37で配当は9倍です。
メリット
- 初心者でも簡単に賭けることができる
- 0をカバーできる
- ルーレットの必勝法との親和性が高い
デメリット
- ヨーロピアンスタイルのみの賭け方
- 「0,1,2,3」のみの賭け方なので、他の賭け方と併用必須
ファイブナンバーとは
ファイブナンバーとは、アメリカンルーレットのみで使える賭け。フォーナンバー同様に、0と1の下部にチップを配置します。アメリカンタイプの場合は「0」に加え「00」も含まれるため、「0,00,1,2,3」の5箇所にベットすることになります。フォーナンバーから一か所増えているため、的中率は5/38(約13.1%)と少し上昇し、7倍の配当になります。
メリット
- 初心者でも簡単に賭けやすい
- 0と00をカバーできる
- その他の賭け方と親和性が高い
デメリット
- ヨーロピアンルーレットでは使用できない
- 他のタイプの賭け方との併用する必要がある
ダブルストリートとは
ダブルストリートとは、その名の通りストリートの2列文を賭け、計6箇所にベットする方法です。縦2列の数字の最下部にチップを配置します。例の場合、「16」、「17」、「18」、「19」、「20」、「21」に賭けたので、これらのどれかのポケットにボールが落ちたら勝ちになります。的中率は6/37(約16.2%)となり、配当は5倍とかなりリスクとリターンのバランスが良いと言えるでしょう。
メリット
- ルーレットの必勝法Wストリート5ベット法に取り入れられている
- 一度に6個の数字を簡単に賭けられる
- 必勝法であるWストリート5ベット法でも取り入れられている
デメリット
- この賭け方のみだと物足りないので、他の賭け方と組み合わせることが必要
- ブルストリートベットと呼ばれる必勝法を使い負けた場合は、損失を回収するのは難しく高度な資金管理が必要
アウトサイドベットと配当を徹底解説
次にルーレットの「赤or 黒」、「偶数or奇数」、「ハイorロー」にベットするアウトサイドベットについて分かりやすく解説します。全てを一度に覚える必要はなく、遊びながら少しずつ覚えていけばいいので安心してください。アウトサイドベットには、5種類の賭け方が存在します。
- Dozen Bet(ダズン)
- Column Bet(コラム)
- Odd-Even(オッド・イーブン)
- High-Low(ハイ・ロー)
- Red-Black(レッド・ブラック)
それぞれの概要や配当、メリット・デメリットについて詳細に紹介します。
ダズンとは
ダズンとは1st 12(1〜12)、2nd 12(13〜24)、3rd12(25~36)の数字の塊ごとにベットする方法。数字エリアそれぞれの枠内にチップを配置して賭けることが出来ます。例の場合1st 12にチップを置いたので、1~12のどれかにボールが落ちれば、勝ちとなります。的中率は12/37(約32.4%)、配当は3倍となります。
メリット
- 1/3の確率とかなり高確率なので、初心者でも簡単に賭けることができる
- 少ない資金から始められる
デメリット
- 勝率も高いが、配当も3倍とそこそこ
コラムとは
コラムとは、テーブル上の横一列の12個の数字に賭ける方法です。数字エリアの2:1にチップをベットします。テーブル上には2:1のエリアが3箇所あり、真ん中の2:1に賭けたときは「2,5,8,11,14,17,20,23,26,29,32,35」にボールが落ちると勝利になります。的中率は12/37(約32.4%)で、配当も3倍なので初心者にもおすすめです。
メリット
- ルーレット初心者でもベットしやすい
- 横一列の12の数字に一度に賭けることができる
- ルーレットの必勝法である2コラム・2ダズン法に取り入られている
デメリット
- 配当がそこそこなため、大勝利はできない
- ランドカジノの場合、人気な賭け方なので他参加者と被ることがある
オッド・イーブンとは
オッド・イーブンとはその名の通りオッド(奇数)とイーブン(偶数)のどちらかに賭ける方法です。例ではオッド(奇数)に賭けたので、ボールが数字が偶数の場所に落ちれば、勝利となります。的中率は18/37(約48.6%)、配当は2倍となります。
メリット
- 初心者からベテランまでに人気のベット
- 損失を抑えられ、ルーレットを満喫できる
デメリット
- 一度に大勝利を飾ることはできない
- 勝ちやすいが、配当が2倍と長くプレイする必要がある
ハイ・ローとは
ハイ・ローとは、数字の19~36(ハイ)もしくは1~18(ロー)のどちらかを選んでベットします。ルーレットの盤面の「1-18」か「19-36」のエリア内にチップを配置します。例では、1-18にチップを置いたので、それらの数字のどこかに落ちれば配当を得られます。的中率は18/37(約48.6%)で、配当は2倍となります。
メリット
- ルーレット初心者から上級者まで、全員に人気
- プレイヤーの損失を一番抑えることができる
デメリット
- ハイローラーには向いていない
- 大きな額を賭けない限り一攫千金はできない
レッド・ブラックとは
レッド・ブラックとは、赤の数字もしくは黒の数字のどちらかに賭ける方法。テーブル上の数字の書かれていない、赤か黒のマスにチップを配置します。例の場合、黒にベットしたので、黒のポケットにボールが落ちたら勝ちになります。的中率は18/37(約48.6%)で配当は2倍となります。
メリット
- 勝率が高く初心者におすすめの賭け方
- 攻略法の第一ステップ
デメリット
- デメリットはそれほどないが、賭けられるバリエーションは赤と黒のみ
- 配当が低いため、一攫千金しにくい
ベット方法早見表
上記では、インサイドベットとアウトサイドベットについて、それぞれ解説してきました。下の表では、配当と賭け方を表にして分かりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ベット種類 | 名称 | 配当 | 賭け方 |
---|---|---|---|
インサイドベット | ストレートアップ | 36倍 | 1点賭け1つの数字にベットする方法 |
スプリット | 18倍 | 2点賭け2つの数字にベットする方法 | |
ストリート | 12倍 | 3点賭けテーブル上の縦3つの数字にベットする方法 | |
コーナー | 9倍 | 4点賭け4つの数字の塊にベットする方法 | |
フォーナンバーズ | 9倍 | 4点賭け「0,1,2,3」の4箇所にベットする方法 | |
ファイブナンバーズ | 7倍 | 5点賭け「0,00,1,2,3」の5箇所にベットする方法 | |
ダブルストリート | 6倍 | 6点賭けテーブル上2列の6つの数字にベットする方法 | |
アウトサイドベット | ダズン | 3倍 | 12点賭けテーブル上の縦の12個の数字にベットする方法 |
コラム | 3倍 | 12点賭けテーブル上の横の12個の数字にベットする方法 | |
オッド・イーブン | 2倍 | 奇数・偶数賭け奇数か偶数に賭ける方法 | |
ハイ・ロー | 2倍 | ハイロー賭けハイ(19-36)かロー(1-18)に賭ける方法 | |
レッド・ブラック | 2倍 | 赤黒賭け赤か黒の数字にベットする方法 |
ルーレットの流れ
ルーレットのやり方を画像とともに、分かりやすく解説します。
- チップ交換
参加するテーブルで、現金をチップに交換します、チップはプレイヤーごとに色が異なります。
- ベット開始
ディーラーがベルを1度ならすとベット開始の合図となり、出目を予想してテーブルにチップを配置します。
- ホイール回転
ディーラーがホイールからボールを取り上げホイールを回します。
- ボール投入
回転が始まるとホイールと逆回転になるように、ディーラーがボールを投入。
- ベット終了
ディーラーがベルを2度ならすと同時にno more betのコールがあるとベットが終了します。
- ナンバー確定
ボールがポケットに落ちると、ディーラーがナンバーとカラーをコールします。
- 精算
外れたチップは回収、的中したベットに対して配当が支払われます。
ルーレットにおけるカジノのルールや流れは非常にシンプルなので、初心者でもすぐに楽しめるはずです。
用語集
ルーレットで良く使われる単語を表にしてまとめました。ルーレットのルール解説などでも頻繁に使われるので覚えてしまいましょう。
名称 | 概要 |
---|---|
ディーラー | ルーレットを回したり、勝ったプレイヤーの配当額を瞬時に計算してチップを配るなど、ゲームの進行役 |
ホイール | ルーレットでゲームの当たり番号を決めるために用いられる、数字の割り振られた円盤 |
ホイール・ヘッド | 数字とそれぞれのポケットで構成されるルーレットセクションのこと |
スピン | ルーレットでディーラーがボールを投げ入れること。 |
インサイドベット | ベッティングエリアの中に賭ける方法 |
アウトサイドベット | ベッティングエリアの外に賭ける方法 |
スポット | ホイールに表示されている数字のこと |
ハウスエッジ
ルーレットの種類には主にヨーロピアンとアメリカンの二つがあります。違いはヨーロピアンは赤と黒以外の数字に「0」があり、アメリカンはそれに加え「00」が追加されていることです。今回は赤か黒に賭ける方法で以下にハウスエッジを求めます。
ヨーロピアンルーレット
ペイアウトは18箇所の黒(赤)x当たった場合、配当2倍÷ホイール全体のスポット数37箇所x100%=約97.30%
100%-97.30%=2.70%
アメリカンルーレット
ペイアウトは18箇所の黒(赤)x当たった場合、配当2倍÷ホイール全体のスポット数38箇所x100%=約94.74%
100%-94.74%=5.26%
ゼロが1つか2つの違いで、ハウスエッジ2倍もの違いがでるのです。ルーレットのルールがほんの少し変わるだけで、勝敗を分けることもあるので、ぜひハウスエッジにも注目してルーレットのタイプを選ぶことをおすすめします。
まとめ
今回は、ルーレットの賭け方について分かりやすく解説しました。ルーレットには今回紹介した15種類の賭け方を組み合わせた攻略法も多数存在し非常に奥深いのです。皆さんが、この記事の情報を参考にルーレットを楽しんでくれたら嬉しいです!